大学二年の冬、家庭教師のバイトに向かう途中、バイクで事故った私は意識不明の重態になります。十日後、病室で目が覚めたとき悟ったのです。
「おまえは、まだ死んではいけない…」私は、誰かの意志によって生かされている。
日本が、いや世界が必要としている存在なのだ!まだ若かった私は、てっきり自分がそうだと思っていました。
しかし、私は未だに「総理大臣」にもなっていないし、ノーベル賞もとっていない。
私はやっと気づきました。自分ではない、次の世代だと。
次の世代を育てるために私は生かされている。そう、それは「あなた」です。あなたを正しい未来へと導くために私は生きているのです。
だから私は、全力であなたに教えます。だから、真剣にあなたと向かいあいます。
そこには、一切の妥協も許されないことを知っているから。
なぜか教え子には、塾長のせいで数学が出来るようになったと言われます(笑)